メールはあらゆる攻撃の温床
メールはインターネット普及当初からある通信手段の一つです。
普及率はSNSの比ではありません。
それだけあって、攻撃者から標的になりやすくなっています。
メールサービスはどういうものがある？
業務で使うメールアドレスはどのようなサービスを利用するのがいいのでしょうか。
業種にもよると思いますが、最初はGmailのフリーメールから始め
会社のWebサイト開設と同時に、ドメインを取得し、Webサーバー会社のメールサービスを使ってメールを使う。
メーラーはWindows標準のメールアプリかOutlookを使用する。
一見、会社の発展に伴って上位サービスを使うようになり
利便性もセキュリティも向上したようにも思えますが、実はそうなっていないケースも多いのです。
それはなぜでしょうか。
Gmailのセキュリティが最強
自動で添付ファイルのウイルスチェックを行ってくれる
パソコンにももちろんアンチウイルスを入れておくべきですが、
受信した時点で一度ウイルスチェックがされているので安心できます。
迷惑メールのフィルタリングがとても賢い
Webサイトなどにメールアドレスを公開していると、スパムメールをはじめとする
迷惑メールが怒濤のように届きます。
Gmailのフィルタリングはかなり賢いので、ほぼ確実に迷惑メールを除外してくれます。
しかし、賢いと言っても完璧ではありません。
たまに正規のメールが迷惑メールに分類されてしまうことも……
たまに迷惑メールフォルダーはチェックするようにしましょう。
フィッシングメールも迷惑メールとして省いてくれる
こちらも前述の通りですが、迷惑メールの中でも特に悪意のあるフィッシングメールも
フィルタリングしてくれます。
まれにフィッシングメールが配信された時点では情報が足りなかったのか
正常なメールとして分類されてしまうこともあるようです。
そのような場合でも、あとからフィッシングメールとわかったらメールボックスから
自動で除いてくれる機能もあります。至れり尽くせりですね。
情報保護モードがある
最近のセキュリティ上の課題の一つとして、PPAPがあります。
PPAPとは…パスワード付きZIPをメール送り、全く同じ方法でパスワードを送る手法
セキュリティを高めるどころかリスクが高まるという問題。
大手企業でもまかり通っている謎習慣。
PPAPソリューションは有償のものがたくさんありますが、Gmailでは標準でついています。
こちらの機能についてはまた改めて記事にしたいと思います。
サインイン認証のセキュリティを高めることができる
2段階認証やSMSを使ったワンタイムパスワード発行などを設定できます。
Webサーバー付属のメールサービスもセキュリティ強化サービスを
いろいろ付加しておりますが、まだまだGmailの水準には至らないでしょう。
フィルタリングは処理したメールの情報量がモノを言うと思います。
毎日１０億人以上のユーザーを保護している Gmailの情報量には適わないでしょう。
でも、いつまで経ってもフリーメールは少し恥ずかしいですよね。
複数人社員がいる組織では独自ドメインのメールにしたいところです。
それでは、独自ドメインとGmailのセキュリティを両立する方法はあるのでしょうか？
独自ドメインでGmailを使用する
GoogleWorkspaceを契約することで、独自ドメインを使用したGmailを利用することが可能です。
一番安いプラン（Business Starter）にて１ユーザーあたり680円/月となります。
少々高いかな、と思われるかもしれません。
確かにメールだけでこの費用と考えると高いです。
しかしGoogleWorkspaceにはメール以外の付加価値がたくさんあります。
またの機会に詳しく書こうと思いますが、Meet（ビデオ会議）サービスや
Excel同等に使えるスプレッドシートなど、活用の幅は多岐にわたります。
https://workspace.google.co.jp/intl/ja/
（補足）Microsoft 365 Businessについて
Google WorkspaceだけではなくMicrosoftでも独自ドメインを使ったメールサービスを
利用することができます。
こちらはBasicプランで650円/月なのでGoogleWorkspaceよりも少し安いですね。
しかし、どうせ契約するならStandardプラン1,360円/月の方がおすすめです。
StandardプランではWord,ExcelをはじめとするOfficeアプリが利用できます。
Basicプランでも利用できるのですが、Web版に限られるので注意が必要です。
私はMicrosoft 365 Businessのメールを活用したことがないのでGoogleと比較することは
できませんが、おそらく同等の水準を持っているのではないでしょうか。
ぜひ、独自ドメインでGmailを利用して快適なメールをご利用下さい。
